MARBLANCのローストビーフはなぜ美味しい?スパイスの配合・タイミング・塗り方を徹底解説
ローストビーフはシンプルな調理法でありながら、奥深い料理です。肉の質、火入れの技術、そしてもう一つ忘れてはならないのが「スパイスの使い方」。
MARBLANCでは、独自に配合したスパイスブレンドを使い、肉そのものの味わいを最大限に引き出す工夫をしています。本記事では、MARBLANCのローストビーフに使用されているスパイスの種類と役割、それを塗るタイミングや分量の目安まで、詳しく解説していきます。
なぜスパイスを塗るのか?
ローストビーフにスパイスを塗る目的は大きく分けて3つあります
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香りを与える:調理中に立ち上るスパイスの香りが、食欲を刺激します。
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旨味を引き出す:塩分や調味成分が肉の表面から染み込み、素材のポテンシャルを引き出します。
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表面の食感と色を整える:焼き上がりの色づきや、表面のカリッとした食感を演出するためにも重要です。
スパイスは単なる風味付けではなく、"ローストビーフの完成度を左右する要素の一つ"と言えるでしょう。
肉の重量に対するスパイスの配合比率
MARBLANCでは、肉の重量に対して5%のスパイスブレンドを推奨しています。
これは、外側にしっかりと風味をまとわせるために適した量であり、塩味が強くなりすぎず、それでいて肉の味を引き締める絶妙なバランスです。
塗布の際は、肉の表面全体に均一に行き渡るように手で刷り込むことが大切。スパイスがまだらになっていると、焼きムラや味ムラの原因になります。
MARBLANCのスパイスブレンド成分とその役割
1. 食塩
味の基本となる要素。肉の水分保持力を高め、旨味を引き出すと同時に、他のスパイスの風味を底上げしてくれる存在です。
2. 乳糖
乳由来の自然な甘みを加えるとともに、加熱によってメイラード反応を促進。焼き色と香ばしさをプラスしてくれます。
3. コショウ
ピリッとした辛味と、肉に合うスパイシーな香りを演出。MARBLANCではブラックペッパーを中心に使用しています。
4. 乾燥玉ねぎ
加熱することで甘味と香ばしさが引き立ちます。旨味のベースを作る隠し味として機能。
5. 乾燥にんにく
ほんの少しの量でも風味が大きく変わるパワフルな素材。肉の香ばしさと相性抜群。
6. 卵粉末
肉の表面にしっとりとした質感と焼き色の均一さを加え、スパイスの定着を良くしてくれる効果も。
7. 砂糖
メイラード反応を促し、焼き色とともに甘みを演出。塩味や辛味とのバランスを整える役割も。
8. セロリパウダー
香りに立体感を与えるグリーンなアクセント。ハーブのような爽やかさを感じさせ、後味に抜け感を与えます。
スパイスを塗るタイミングは「焼く直前」がおすすめ
MARBLANCでは、スパイスを塗布するタイミングとして調理直前を推奨しています。
理由は以下の通りです
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塩が早く入りすぎると、肉の表面が乾燥しやすくなる
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香りの立ち方を最大限に引き出すには、スパイスの揮発成分を焼きの直前に閉じ込めるのが理想
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卵粉末などの乾燥成分が、加熱時に最も効果を発揮するのは塗布後すぐ
焼く前に肉を常温に戻し、キッチンペーパーで水気を拭き取ったあとにスパイスを塗りこむ。これが理想的な準備の流れです。
スパイスの配合バランスがローストビーフの印象を決める
面白いのは、「同じ肉を同じように焼いても、スパイスの配合が違うだけでまったく別の味に感じられる」という点です。
たとえば
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食塩の量を増やせば、より引き締まった味わいに
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にんにくを強めればパンチのある“男前な”ローストビーフに
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砂糖を増やすとまろやかで万人受けする味わいに
MARBLANCでは、何度も試作を重ね、素材の風味を消さず、引き出す比率にたどり着きました。
MARBLANCのローストビーフをぜひ体験してみてください
使用する部位・焼き加減・スパイスの量。どれかひとつでも崩れると、ローストビーフのバランスは一気に崩れてしまいます。
だからこそ、MARBLANCではそのすべてに一切の妥協をせず、特別な一皿として仕立てています。
シンプルな料理だからこそ、素材と技術とスパイスの「精度」が問われる。MARBLANCのローストビーフには、そんなこだわりが詰まっています。
ご家庭でも再現してみたいという方は、ぜひスパイス選びから始めてみてください。そして、プロの味を確かめたい方は、MARBLANCのローストビーフをお取り寄せして、その香りと奥行きを体験していただけたら嬉しいです。